東京高等裁判所 平成元年（行サ）１１３号 判決 1990年1月16日
埼玉県川越市吉田新町三－二一－三
河野志具方
上告人
吉野節子
右訴訟代理人弁護士
山田幸男
埼玉県川越市三光三六
被上告人
川越税務署長
宮島正二朗
右当事者間の平成元年（行コ）第二八号所得税更正等処分取消請求控訴事件について当裁判所が平成元年一〇月二六日言渡した判決に対し、上告人から上告の申立てがあつたので、当裁判所は次のとおり決定する。
主文
本件上告を却下する。
上告費用は上告人の負担とする。
理由
本件上告状には上告理由の記載がなく、また、上告人が平成元年一一月一五日当裁判所書記官から上告受理の通知を受けたことは記録中の送達報告書によつて明白であるから、上告人は右の通知を受けた日から五〇日内に上告理由書を提出すべきであるにかかわらず、これを提出しない。
よつて、行政事件訴訟法第七条民事訴訟法第三九九条第一項第二号、第九五条、第八九条に従い主文のとおり決定する。
（裁判長裁判官 野崎幸男 裁判官 沢田三知夫 裁判官 関野杜滋子）